タルクはお肌に悪い?【タルク不使用】

よく見かけるけど、タルクって何?

肌に優しいことをアピールするため、○○フリーや△△不使用という文字をよく見かけます。
その中でも【タルク不使用】というのを目にすることも多いですね。

タルクとは、水酸化マグネシウムとケイ酸塩からなる鉱物(ミネラル)です。




鉱物の硬度を示す「モース硬度」と呼ばれる指数は「1」~「10」まであり、その中でタルクは最も低い「1」。
最も軟らかい鉱物に分類され、手触りがツルツルしているので「滑石(かっせき)」とも呼ばれています。

化学的に安定していて軟らかいので加工しやすいこともあり、皮膚に塗布すると、すべりや肌への吸着力がよくなり、ファンデーションやパウダー、アイシャドウなどに使われます。
また、肌によく付着するという理由から外用薬にも使われます。
化粧品以外でも黒板用のチョークや塗料などにも用いられています。

なぜ【タルク不使用】と表記するの?

いつからこの表記をするようになったのか定かではありませんが、「アスベスト混入問題」が原因ではないかと思われます。

これは、1980年代にベビーパウダーからアスベストが検出された問題で、当時使用されていたタルクにアスベストが混入していたというものです。

タルクがアスベストの一種である蛇紋石(じゃもんせき)が熱水変質するか、苦灰石(くかいせき)が接触変成してできるため、純度の低いタルクには混入の可能性があり、【タルク不使用】と表記するようになったのではないでしょうか。

アスベスト混入に関しては、平成18年に厚労省から各関連団体及び都道府県労働局長あてに出された「石綿を含有する粉状のタルクの製造、輸入、譲渡、提供又は使用の禁止の徹底について」という通知の中で、「石綿をその重量の0.1%を超えて含有する粉状のタルクを製造、輸入、譲渡又は提供することは労働安全衛生法第55条により禁止」と明記されています。

上記の通知はタルクという原材料としてのものです。

国産の化粧品に関しては、現在、アスベスト混入はほとんどないと考えてよいと思います。

タルク問題について_1

タルクはお肌に悪い?

アスベストの混入がなければ安全なのかという疑問が次にわいてきます。
タルクには疎水性で強力な親油性表面を有しているという特徴があり、ツルツルとした手触りなので化粧品にはうってつけの材料だと思います。

実際にタルク配合の化粧品はたくさんありますよね。
肌に悪いとは思いませんが、合うかどうかは人によって違います。

私自身の考え

私自身、タルク配合のファンデーションを使っていますが、特に問題なく使えています。
基本、成分に関しては特別こだわっているということはなく
使ってみて痛みやかゆみ、湿疹が出なければ使用を続けています。

逆に、ヒリヒリしたり、かゆみや湿疹が出るようでしたら
どんなに値段が高くても使用を控えています。
もちろん、肌状態によっては一時的にファンデーションを塗れない時はあります。

ミネラルファンデーションだから誰の肌にも優しいというわけではないのと同様、
タルクだから良いとか悪いということは言えないと思います。
実は、悪者にされがちなタルクもミネラルの一種。
つきつめていくと何が何だかわからなくなりそう…

それよりもその人の肌状態や、使用成分に対してのアレルギーの有無、季節なども影響もあるかもしれません。

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